今回 学生の方から どういう基準で就職する病院を決めたら良いかという相談メールがありましたので 私なりの考えをお教えします


まず大事なのは 対象動物は一般的なイヌとネコが中心か あるいはそれ以外にしたいかということです。例えば 鳥専門病院を開業したいとかエキゾチックを診たいかで自ずと勤め先も大きく区切れると思います。良く両方したいのだがというのも聞きますが 簡単なことなら一般の犬猫専門病院でも可能だと思います。より専門の手当てが必要なときは紹介も出来ます。ただ 完璧に両方マスターというのは、ちょっと無理かと思います。特にエキゾチックなどは対象種も多岐にわたっていますので簡単には無理ですのでエキゾチックへいく方はそれで突き進むつもりで 犬猫は診ないほうが良いと思います。中途半端ではいけません。
次に 良く聞くのはスタッフも多く設備も充実している病院が良いのではという意見です。確かに アメリカの映画に出てくるようなきれいな病院は魅力的ですね。ただ大きい病院は分業制が行われていて特に新人はなかなか治療に携われず・・ということが起こるようです。私は(食事から犬舎の消毒掃除なども)いろいろな性格の動物に触れる経験と健康管理のための食事コントロールを勉強するために大事な仕事と思うのですが。  仕事の内容が偏ってしまうと 開業時には一人か二人で病院を運営しなければならないので いわゆる全部しなければならないので 一定のレベルまで自分で試行錯誤する無駄が出てしまいます。又開業時にはあまり高級な器具は揃ええられない方が多いと思います。例えば血球数のカウントのとき機械ばかりで値を取っているとメランジュールも使えなくなってしまう様な感じです。 良い点は 豊富な患者数でしょう。いろいろなケースを十分見ることができますので その点は大きいですね。又あまりに小さい病院は経験を積むのに大変かもしれません。 次に給与ですが それはいろいろな基準で判断するので一概に高いから良い低いから悪いとはいえません。例えば高額と思ったら 昼休みも無く 2日間 夜も通して休みは30分だけという笑えない話もあります。次に保険ですが 就職を継続して続けるのではなく 開業あるいは自由業の方と結婚するなら国民年金が良いでしょう。ずっと就職し続けるなら厚生年金の充実したところがベターかもしれませんが、一番まずいのは結構高額な保険料を途中でやめてしまう場合ですね。ただ昨今 今のような制度だと厚生年金などは果たしてちゃんと出るか心配ですね。現に私が加入したときは55歳から支給の約束で払い出したのにいつの間にか60歳になってますから驚きですね。そのうち65歳や70歳になってからになったら生きてられる期間はどんどん短くなると思いませんか。最後に人間関係はどうかという不安も聞かれます われわれ獣医師は確かに動物が好きで人付き合いが下手な方も多いかもしれませんね。でも クランケや先輩とのコミュニケーションなど それは入ってみなければわかりませんし 苦労してがんばってなれた獣医さんですから 大好きな動物に接しられる仕事という意味でも 大いに幸せなので あまりはじめから心配ばかりはしなくて良いのではと思います。  以上少し判断の手助けとなりましたでしょうか? 学生の皆さんの就活のポイントにしてくださるよう願います。

     

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